消費者志向自主宣言
理念
ちふれグループは経営理念の根幹である「ちふれ宣言:私たちは、正義感と誇りをもって、うそのない事業活動を行い、世界中の人々と共に、心ゆたかに生きられる社会・文化の創造をめざします。」に基づき、お客様一人ひとりが満足していただける商品・サービスの提供に努めております。お客様が安心かつ安全にご愛用いただける、確かな品質の商品を、お客様の生活様式に合わせ、提供いたします。
また、環境に配慮した商品づくり等、誰もがいきいきと暮らせる社会に貢献する事業活動を行ってまいります。
取組方針
トップコミットメント
私たち、ちふれグループには、1947年の創業以来、化粧品の研究・企画・開発・生産・販売を通じてお客様を中心に世界中の皆様のゆたかな生活の実現を目指し、努力してきた歴史があります。
1968年、当時一般的であった高価な化粧品ではなく「高品質でありながら手に取りやすい価格の化粧品をお買い求めいただきたい」との強い思いから、ちふれブランドを生み出しました。
1973年秋、OAPEC(アラブ石油輸出国機構)の石油値上げ宣言に端を発した、いわゆる第一次オイルショックにより、石油を原料とする化粧品容器が高騰し、かつ品薄になりました。当時の経営陣は、ちふれブランドを欠品にするわけにはいかないとの危機感から容器の原料を求め、石油化学品メーカーや商社等の取引先を駆けずり回り、昼夜を問わずの対応で化粧品の供給を維持しました。
翌1974年、このような苦い経験をもとに当時のすさまじいインフレの中で、お客様のために化粧品価格の値上げを阻止すべく、日本で初めて詰め替え化粧品を発明して販売を開始しました。
詰め替え化粧品は結果として容器の節約になり、同時に地球環境の負荷を大きく下げることになりました。その後も、フロンガスの使用取り止め、商品パッケージの簡素化、金型の共有によるコスト削減など地球環境のため、ひいてはお客様のため、化粧品業界ではパイオニアとなる取り組みを次々と進めてまいりました。
1989年、ちふれブランドの3製品がエコマーク第1号に認定され、また、愛用者室に寄せられたお客様の声を商品・サービスの改善につなげる取り組みで、1992年に「消費者志向優良企業」として通産大臣賞を受賞いたしました。
私たちは、消費者志向を通じて今日において重視されるSDGsに寄与してまいりましたが、このような過去からの先達の勇気と英断と行動は、ちふれグループの経営理念として昇華されております。今後とも「崇高なる消費者志向の原点」を忘れることなく、ちふれグループをとりまく環境が変化していく中で「新たな消費者志向の実現」を模索し続けてまいります。
コーポレートガバナンス
ちふれグループは、コーポレートガバナンスの実現を重要な課題と捉え、お客様をはじめとするステークホルダーの立場を踏まえ、透明性が高く、より適切かつ効率的な意思決定を行える仕組みを整えてまいります。
ちふれグループは、ちふれ宣言と基本理念に基づき組織体制の整備を進めると共に、お客様に確かな品質に基づく安心・安全を提供できるよう適切な情報開示体制の整備も進めております。
特にお客様対応部門(愛用者室)が毎月主催し、経営層、関連部署の責任者が参加する会議体において、お客様から届いた声を基に情報の共有を行い、「消費者志向」の視点から議論を重ね、お客様の満足と信頼を得られるように努めております。
従業員の積極的活動
常にお客様の立場に立ち、今までもそしてこれからも経営者から従業員まで一人ひとりが「消費者志向」の考えを業務に反映させるよう、意識の醸成を図ってまいります。
社内イントラネットや社内報を通じて、お客様からのお褒めの言葉を掲載し、従業員の「消費者志向」の意識向上に努めています。
品消法関連部門と事業関連部門の有機的連携
お客様の声を集約・分析した報告書を定期的に経営層・関係部署と共有し、「消費者志向」の視点から事業活動に活用しております。
毎月、品質に関する会議を開催し、各部署が情報共有し連携することで、商品の安全性や品質の向上、適宜対策を検討し講じております。
消費者への情報提供の充実、双方向の情報交換
お客様相談窓口、店頭のビューティアドバイザー、当社グループの各ウェブサイト、SNSなどを通じて、お客様が求める様々な情報を発信しております。
消費者・社会の要望を踏まえた改善・開発
人も自然もいきいきとしている社会・環境づくりに誠実に取り組むために、常にお客様の立場に立ち、お客様や社会の要望を踏まえた高品質で適正価格な商品の改善・開発に努めてまいります。
1970年代から詰め替え化粧品を発明し、現在では容器本体に植物由来原料を導入するなど、環境に配慮した商品づくりを推進しております。
今後もお客様へ確かな品質に基づく安心・安全を提供するために、より良い商品・サービスの開発に取り組んでまいります。