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お知らせ

肌なじみが良い使用感と閉塞力に優れ、皮膚刺激性に配慮した「水中油型乳化化粧料」の特許取得のお知らせ

技術・研究開発

2023/03/28


リリースPDFデータ[PDF0.55MB]


ちふれホールディングス株式会社(本社:埼玉県川越市、代表取締役社長:片岡 方和)は、かねてより化粧品の基本となる保湿機能と安全性の研究に力を入れております。そのうち、保湿機能の一つである「閉塞力」は、皮膚表面の水分蒸発を防ぐ機能です。当社では、この「閉塞力」を有しつつも、塗布したときの油分のぬるつきが少なく、肌なじみが良い、皮膚刺激性に配慮した「水中油型乳化化粧料」を研究し、この成果を特許出願しておりましたが、この度、特許を取得したことをご報告いたします。

<研究内容について>
乾燥した肌では、バリア機能が低下しており、化粧料によって皮膚表面からの過剰な水分蒸発を防ぐことが望まれています。化粧品や医薬品には、皮膚表面からの水分蒸発を抑制する機能である「閉塞力」に優れたワセリンなどの炭化水素系油成分が汎用されますが、原料単体では、伸びが悪い、肌なじみが悪いなど不快な使用感を生じます。そのため、製剤を水中油型乳化物にすることで使用感を改善する試みがされていますが、「閉塞力」を十分に発揮しようと炭化水素系油成分を増やすことで、不快な使用感となり、更には多くの油成分を安定配合するためには多量の界面活性剤が必要となり、これによる皮膚刺激性の懸念も課題となります。

そこで当社は、ワセリンなど炭化水素系油成分に、高級脂肪酸と高級アルコールとアミノ酸系界面活性剤を特定の比率で配合し、これを高圧ホモジナイズ処理で乳化粒子径を一定にコントロールすることで、優れた「閉塞力」が認められながらも、ぬるつきが少なく、肌なじみが良い使用感、更には界面活性剤の配合量を抑え、皮膚刺激性に配慮した水中油型乳化化粧料の開発に成功いたしました。

当社は本技術を活用した商品開発をはじめ、安全性、品質、顧客利益の高い化粧品の研究開発に一貫して取り組み、今後も新しい商品開発に取り組んでまいります。

リリースPDFデータ[PDF0.55MB]


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